ロンドン・オリンピック開会式の演出を務め、見事大成功に終わらせたダニー・ボイル監督ですが、待望の新作『トランス』のアメリカ公開が4月5日と発表されました。

この作品、とにかく面白そう。

まず何より主役がジェームズ・マカヴォイ！！！！ 格好良すぎます。何が格好良いかってまず演技力がずば抜けている。なのでスクリーンではキラキラに輝くのですが、普通に話すといきなりスコットランド訛りがものすごくて、素朴な人に見える。そのギャップにグッときてしまいます。

それで物語は、マッカヴォイ演じるアート専門の強盗が、絵画を盗んでいる間にケガをする。彼は犯罪組織のボス（ヴァンサン・カッセル）に、記憶喪失症のせいで、どこに盗んだ絵画を隠したのか忘れたと語る。それを催眠術療法でセラピスト（ロザリオ・ドーソン）がマッカヴォイの頭の中から絵の在処を捜しだそうというもの。願望と、現実と、催眠術による幻覚が、徐々に混じり合っていき、彼から答えを引き出すのがどんどん難しくなっていくのだそう……。

この作品、さらに期待大なのは、なんと脚本が『シャロウ・グレイブ』、『トレインスポッティング』のジョン・ホッジであること。彼と組むのは、なんと『ビーチ』（2000年）以来です！ 『スラムドッグ＄ミリオネア』『127時間』とオスカーにノミネート／獲得し、オリンピックも大成功で、久しぶりに原点を思わせるようなトリッピーな作品になっているのかもです！！！

ポスターだけでもすでに格好良い。楽しみです！