YYYs、フレーミング・リップスら出演。NYでもグルメ+音楽のまんパク?!開催中!!!!
2013.05.19 12:00
日本では現在まんパク開催中ですが、実は今週末NYでもまんパクに非常に似たフードフェスが開催されています。その初日にヤー・ヤー・ヤーズやフレーミング・リップスがなどが出演してフェスをキックオフしました。
このフェスは、Great GoogaMoogaという名前で、去年、ボナルー・フェスの主催者が始めたのですが、基本的には、NYのセレブシェフが経営するレストランや、おいしくて人気のNYのトップレストラン85店を出すグルメフードフェス。食が主役なのですが、ボナルーの主催者なだけに、音楽ももちろん楽しめるようになっています。
ブルックリンのプロスペクト・パークというセントラル・パークのような公園で開催され、去年は2日間で1日に2万人を動員。大きな問題もありつつ、基本的には成功したので、今年は3日間のフェスにして、1日3万人の集客となるそうです。
去年は、ルーツや、ジェームス・マーフィーなどがパフォーマンスを行いました。また、ジェームスは、質疑応答なども行って、例えば、自分がBBQをする時にかける音楽で一番好きなのは何ですか?とか。答えは、ザ・ストロークスの『ディス・イズ・イット』だったそうですが。
フェスの入場料は基本的に無料なのですが、人数制限があるため、事前にチケットをウェブサイトで入手しておく必要があります。ただ、初日だけは、キックオフということで、ヤー・ヤー・ヤーズ、フレーミング・リップス、ダークネス!がライブ・パフォーマンスを行い、チケットが発売されます。値段は、49.50ドル〜54.50ドル。さらに、VIPセクションがあって、それは79.50ドル。
去年は、列が長過ぎたことが問題になっていて、1時間待ちなども平気であったそう。フライドチキンを巡って殴り合いまであったと報じられていました。さらに、トレイの列が長過ぎたこと、携帯が全然繋がらなかったこと、音楽のラインアップがイマイチだったことなどが問題になっていたそうです。文句が多すぎたため、250ドルのVIPチケットを買った人には、返金するとまで言った程でした。
主催者は、「やりながら、学んでますので。今年は去年により大幅に改善されています」とのこと。実際、携帯は繋がったし(時々繋がらなかったけど)、フライドチキンのトレイの列も10分くらいだったし、思いきり快適で、来年も絶対行きたいと思いました。しかも、フレーミング・リップスのライブも2時間近かったし、ヤー・ヤー・ヤーズも1時間半で、単独ライブくらいのマジな内容でした。さすがボナルー・フェスの主催者なので音楽をやるからにはハンパなことはしません。
フレーミング・リップスのウェイン・コインは、「フレーミング・リップスが公園でライブをしているんだから、この機会に可能な限りマリファアを吸うように」と呼びかけていました(笑)。ヤー・ヤー・ヤーズはさすが地元というだけであり盛り上がりもハンパなかったのですが、やはり最高の4枚目を完成させてバンドの成長ぶりと曲の幅が改めて伺える堂々のステージでした。
このフェスに来ているのは、今時のブルックリンのヒップスター達が中心だったと思いますが、もちろんニューヨークのグルメから、家族連れまで幅広い観客。最近の新世代にグルメが多いのがこのフェスの成功のひとつだと思いますが、実際行ってみて感じたのは、その他のアメリカのフェスよりずっと観客のマナーが良いこと。食に対する意識の高まりのみならず、より良い態度を目指そうとする今時の若者の新精神を知るような思いでもありました。
ちなみに、出店しているのは、本当にニューヨークの超有名店ばかりなのですが、どの店も平均して10ドルくらいの価格でタコスからフライドチキン、ピザなど食べ物を提供していてそれも気軽で良かったです。
来年も是非行きたいと思います。
バンドは、無料となる2、3日目も豪華メンツで、Sharon Van Ettenから、Father John Misty、Matt & Kim、De La Soulなどが出演する他、セレブ・シェフや人気レストランのシェフによるレクチャーなどもあります。
ウェブサイトはこちら。
http://brooklyn.googamooga.com/
ちなみに主催者が公園に払う使用料は、75,000ドル(約750万円)だそうです。
さらに行ってみて思ったのは、きっとこのボナルーの主催者が、音楽も好きだけど、食べ物も好き、というノリで始めたんじゃないのかなということ。自然に発展したノリが良かったし、私も共感できる部分でした。