昨日、ジェシー・ハリスがバックで出演する畠山美由紀の公演をブルーノートに観に行った。ジェシーの曲に畠山美由紀が日本語詞をつけて楽曲を披露する場面では、言葉の紡ぎ方が素晴らしくて、感動的だった。リラックスしているのだけどミュージシャンシップはすさまじい、２人の息もぴったりだった。

ジェシーも途中で自身のニュー・アルバム『ウォッチング・ザ・スカイ』から数曲披露した。バンジョー１本で、新作のもつ陽のパワーをみなぎらせながらの弾き語り。「僕のヴァージョンは聴いたことないかもしれないけど」と前置きして、ジェシーの楽曲でノラ・ジョーンズが歌い世界的ヒットとなった名曲”ドント・ノウ・ホワイ”も聴けた。今はインディで活動しているし表舞台にどんどん出てくるミュージシャンではないが、そのことが逆にエゴになったりはけっしてしない、ジェシーの表現を物語っているかのようだった。（羽鳥）