１年間、rockin\'on編集部を離れていましたが、今日から戻ってまいりました。古川です。しかも、このバッチシのタイミングで、なんと！グリーン・デイの新作『21ST CENTURY BREAKDOWN』が到着。そりゃあ、なにを置いても駆けつけるでしょうというわけで、早速聴いてきちゃいました。

収録曲数は全18曲。曲名はまだ変更の可能性があるかもとのことで、書けないのだけど、とりあえずオフィシャル・サイトでも発表されている通り、\"Know Your Enemy\" \"21 Guns\" \"East Jesus Nowhere\" \"Before the Lobotomy\"といった楽曲が収録される。ファースト・シングルは\"Know Your Enemy\"になる。

で、実際聴いてみてなのだが…………やったよ！！！！！！！！！
記念碑的名盤『アメリカン・イディオット』から５年も、待った甲斐があったよ。すごい！
前作で確立したパンク・オペラ文法は、最早どの楽曲にも搭載されていて、どの曲もめまぐるしく展開していく。
しかし、なんといってもすごいのはビリー・ジョーのメロディと言葉。今、最も歌うべきことを、恐れず正面から研ぎ澄まされた言葉で歌う。それは、ある種、ジョン・レノンを彷彿とさせるような、そんな雰囲気さえ感じてしまう。そして、どの曲もそんなわけだから、当然エモーショナルになる。

去年はコールドプレイが最も売れた洋楽アルバムだったが、今年その位置に最も近いのはグリーン・デイだろう。全ロック・ファンのみならず、全音楽ファンが聴くべきアルバムであることは約束する。

なので、当然次号は表紙巻頭にて『21ST CENTURY BREAKDOWN』大特集！ 何処よりもこのモンスター・アルバムに迫る決定版特集をお送りします！ そして、ブログのほうもよろしくお願いします。（古川）