70年代、ハードロックはロックの王者だった。いや、もはやロックとはハードロックだった、と言い切ってもいい。
70年代初期にはレッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープ、ウィッシュボーン・アッシュ、ハンブル・パイ、そして中期からはスコーピオンズ、UFO、シン・リジィ、バッド・カンパニー、レインボー、そしてKISS、クイーン、エアロスミス、ナザレス、テッド・ニュージェント、スウィート、後期にはヴァン・ヘイレン、チープ・トリック、AC/DC、フォリナー、などなど、チャートを賑わせ、アリーナツアーを行ったバンドだけでも名前を挙げていけばキリがないほど、70年代はハードロックの長い黄金時代だった。
そして、長髪やベルボトムジーンズ、長いギターソロやハイトーンのシャウト、そうしたロックの象徴的なスタイルを生み出したのも70年代のハードロックだった。そんな嵐のような大ブームが10年も続いたのだ。
60年代にブルースとロックンロールから「ロック」が生まれて、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズやザ・フーによって世界的なムーブメントになった後、70年代にロックは一気にハードロックへと突き進んだ。それはハードロックがロックの原初的なパワーとエモーションを最も直接的にマキシマムに表現し得ていたからだ。70 年代終盤にはマンネリ化、産業化して有効性は徐々に薄れていったが、80年代にはヘヴィメタルとしての大隆盛が始まり、90年代にはニューメタルへと進化しながらその流れは脈々と続いている。
そんな70年代ハードロックを真正面から捉えた全46ページの徹底特集。まさに伝説と呼ぶにふさわしいあの時代を再検証します。
(編集長 山崎洋一郎)
<コンテンツ紹介>
★ディープ・パープル 1971年インタビュー
★レッド・ツェッペリン 1972年インタビュー
★70年代 伝説のハードロックバンド20傑
★70年代の栄枯盛衰を語り尽くしたハードロック徹底討論
総力特集『70年代ハードロック伝説』は、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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