贅沢すぎたTHE KILLERS@スタジオ・コースト


昨日のザ・キラーズ、素晴らしかった。
確かにブランドンの調子は100%じゃなかったのかもしれない。
でも、それはパフォーマンスからまったくわからないほど、とにかく全曲110%のエネルギーをこめて歌い、踊り、観客と向き合ってくれていて、まずそれだけで感動した。
11月にベスト盤を出すということで、完璧というか、むしろ反則技だらけのセットリストもとてつもなかったが、それに応じる観客も凄まじかった。
世界ではアリーナ級の会場をまわっているバンドだが、日本ではオールスタンディングの会場。
とてつもなく贅沢な体験を昨日集まった観客はしたわけだが、それはすなわち、欧米と日本におけるザ・キラーズの人気の格差を象徴しているともいえる(これまで何回かバンドが来日を失敗しているという過去も関係あるとは思うが)。
そして、それをわかっていて、そのギャップを埋めようと精一杯に反応するオーディエンスもこれまた感動的だった。
どの曲も大合唱。
ブランドンが、「ぼくたちは、これまでシンガーポール、マレーシア、フィリッピン、中国(他アジアの国)をまわってきて、ここ東京にやってきたわけだけど、ここが一番最高だ!」と、2回も言っていたのは会場の熱を真摯に受け止めたからだろう。

7日の振り替え公演となる本日のディファ有明公演は当日券が出るそう(http://www.creativeman.co.jp/artist/2013/10killers/)
迷っている方は、絶対に行ったほうがいいと思います。
そして、ぜひともまた盛大にはっちゃけて欲しい。
そしたら必ずまた戻ってくると思うので。
いやあ、ホントに素晴らしいライヴだった。

にしても、普通は好きなバンドを小さい会場で観たいというのが本望だと思うのだが、ザ・キラーズに関してはもっともっと大きな会場で観なければもったいない、と思ってしまうからすごい。
次回は是非。

最後に昨日とにかく印象的だった1曲、"Read My Mind"。
昨日行った人だけがわかる内輪ネタになっちゃうけど、ガチャピン、偉すぎる。
ブランドンもめちゃくちゃ嬉しそうだった。

"Read My Mind"

今日はザ・ストライプスのライヴ。
怒涛の来日ラッシュは続く。(内田亮)
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