ルー・リードが亡くなった。
享年71歳。
http://ro69.jp/news/detail/91199
言うまでもないが、その存在は巨大すぎた。
乱暴に言い切ってしまえば、ロックにおいて、パンク的なメンタリティ、オルタナ的なメンタリティが当たり前な価値観となっているのはルー・リードのおかげ。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドから現在までルー・リードがロック界にもたらした影響はあまりにも大きい。
自分も、1回、通訳として対面したことがあるのだが、そのとき、質問者(天井潤之介)の質問をさえぎって、「日本でヒップホップって流行ってるんだよな? 日本のヒップホップはどれがいい? じゃあ、ヒップホップじゃなくていいから、君が思う、日本で面白いアーティストは誰だ? ぼくはそれに一番興味ある。彼らのCDが欲しい。君、用意してくれないか」と逆に質問攻めというか、むちゃぶりしていたのがすごく印象に残っている。
しかも時間の限られた貴重な取材時間の中でこれだ。
これには相当ビビったけど、これぞ我が道を歩むアーティストの素顔。
このあと、新宿厚生年金会館で観たライヴも強烈だったなあ、太極拳の先生とかが出てきたりして。
ご冥福を祈ります。(内田亮)