私が選ぶこの一枚は、6ホールと7ホールを繋いでいる2本のトンネル装飾です。

一見、レーザーの光による演出かと錯覚してしまうほど、色鮮やかで繊細な線の集合体。
実はこれ、特殊な染料で染めた糸にブラックライトを当てることで実現しているのです。

この装飾は3年前に始めたのですが、今年は更にバージョンアップさせたい！と思い、気合いを入れて作りました。
例年よりトンネル全体をカラフルにするため、色と色の間隔を狭くしています。
全て日本製の糸を使用するというこだわりも！

今回は更に施工方法にもこだわっており、事前に糸を張ったパーツを組み立てるのではなく、
現場で一本一本丁寧に糸を張りめぐらせました。
糸を一本単位で交差させたり、ひねりをいれたりすることで立体感を出していくのですが、
その為には現場での作業がマストなのです。
阿吽の呼吸で行われる繊細な作業は、ついじっと見入ってしまうものでした。

(中野有)

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