Mura Masa(ムラ・マサ)、いきなりの新境地に立った新作に驚く。パンクでノスタルジックな音が、とてもポップ。 2020.02.07 21:09 渋谷陽一の「社長はつらいよ」 新世代のエレクトリック・ミュージックの気鋭のプロデューサーとして高い評価と人気を獲得しているムラ・マサ。その日本デビュー盤となる「R.Y.C」が発表された。これは彼にとってのセカンド・アルバム。ファーストの尖ったエレクトリック・ダンス・ミュージックから、いきなりパンクでポップでノスタルジックな音に変わって驚いた。でもムラ・マサの音の核は変わっていない。「僕らの世代はうんざりしているんだ、ナショナリズムの脅威とか極右の台頭とか」「今の時代はパンク的な感性に回帰しているところがある」と、こうした音になった理由を本人が語っている。めちゃくちゃいいアルバムだと思う。明後日の番組でしっかり紹介したい。