僕の番組を聞いている人なら分かってもらえると思うけど、ブラック・ピューマズのキャンセルはかなりショックだった。そんなことで今日はジェイペグマフィアから。声を出せない聴衆の前でのパフォーマンスに戸惑いながらも、それを突破しようとするエネルギーが凄かった。アカペラの「コール・ミー・メイビー」がエモかった。シドはお客さんはそんなに多くはなかったが、いた人はディープで洗練されたグルーヴに魅了されたはずだ。異空間に飛ばしてくれるようなサウンドと歌はいつまでも聞いていたくなる依存性がある。こんな体験が出来るのがフジロックだしフェスだ。
ヴァンパイア・ウィークエンドは、機材トラブルはあったがさすがのステージを見せてくれた。ロックがポップスとして、強力なエンターテイメント力を持つことを、見事に表現してみせた。
今日の最後はボノボ。デジタルな世界観とオーガニックな世界観を矛盾なく統一して見せる彼らのステージは、映像を含めて圧倒的な力で観る者を魅了する。凄かった。
どのアーティストのステージも、この為にフェスに来てもいいと思わせる素晴らしさだった。明日も楽しみ。
ただいまフジロック。