デビュー当時からそうだった。
渋谷のON AIR WESTのガラガラの初来日に始まって、サマソニもフジも武道館も国際フォーラムも最高のライブを見せてくれて、マシューも毎回楽しそうだ。
でも何年経っても何度来ても、MCは「ハロー・トーキョー!」「サンキュー・トーキョー!」ぐらいで、少しも打ち解けてフレンドリーになってくれない。
そこがミューズでそこがマシューなんだよね。
今回も新旧取り混ぜての贅沢なセットリストで、映像や演出もゴージャス。
でもスペクタクルを作り上げようと肩に力が入った感じがしない。
セトリの流れはプレイリストのようにドライなのに、一曲一曲は濃くて強烈。
それもすごくミューズっぽかった。
いろんな意味で2000年代以降のロック・バンドのあり方のモデルのようだと、いつも思う。