これまでのUVERworldとは違う新しいサウンドデザイン、TAKUYA∞のこれまでになかった歌い方とエフェクトの使い方、それでいてナチュラルに溶け合ったデジタルとエレキとアコースティックの音の調和。
UVERworldとして新しい音楽スタイルを提示していると同時に、海外のポップ・シーンの最前線とのシンクロも感じさせる。わくわくするような「音」だ。
前作のアルバム『TYCOON』が3年間かけて作った、ある意味で「第一期UVERworldの完成形」ともいうべきフルボリュームの作品だっただけに、このシングルで新しい音楽の扉を開けて次へ進もうというメンバーの意志が鮮やかに伝わってくる。
洋楽「志向」の意識高い系バンド/アーティストたちが90年代を引きずったインディー主義、ピッチフォーク幻想から抜けられずにいる中、いつの間にかUVERworldは現在進行形の海外のポップ・シーンの最前線とシンクロする形でサウンドをアップデートしつつある。(山崎洋一郎)
ロッキング・オン・ジャパン最新号、UVERworldロングインタビュー冒頭文より