ケンドリック・ラマーをフジロックで観た

ステージに登場した瞬間のカリスマ性がものすごい。
嘘ではなく、身長が5メートルぐらいに見える。
アメリカではほとんど神と化しているケンドリック・ラマーだが、フジのステージにおいてもこれほど大きく見えるアーティストはこれまでそんなにはいなかったはずだ。
本人の実際の身長はむしろ小さいぐらいなのに。

そして始まったらもう圧巻としか言いようがない。圧倒的。
無から凄まじい勢いで言葉が生まれ、それが凄まじいエネルギーでオーディエンスに向かって飛んでいく、そのプロセスがまるで目に見えるようにリアルに感じた。
そして、バンドがケンドリックのラップや体の動きのテンションに合わせて瞬時に演奏をコントロールしていく。そのすごい緊張感。
本当にすごいものを見た。

全アルバムから、そしてオール・ザ・スターズもやってくれて、エンタテインメントとしても超一級だった。

死ぬまでに観れてよかった。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事