ザ・イエロー・モンキーを横浜アリーナで観た

ザ・イエロー・モンキーを横浜アリーナで観た
今回はニューアルバム『9999』を引っ提げたツアーだ。
再集結したイエロー・モンキーは、ライブだけでその不動のパワーと輝きを見せつけてきたが、誰もが新作アルバムを待ち望んでいたし、そのツアーも待ち望んでいたはずだ。

これまで何度もイエロー・モンキーを観てきた横浜アリーナで、いま再び新曲をガンガン披露する彼らに会えたのはまるで夢か妄想のような気さえする。
でも、昔なんども同じ横浜アリーナで観てきた過去の彼らのライブも、なんだかどれも夢か妄想だったような気もする。
イエロー・モンキーのロックは危うくて儚い。どんなに演奏がパワフルで歌が力強くても、どこか幻を追いかけているような危うさと儚さがあった。それは昔も今も変わらない。
そして、そもそもロックはそういうものだった。

アルバム『9999』もそういう作品である。(山崎洋一郎)
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする