テーム・インパラもエミネムもジャスティン・ビーバーもチャイルディッシュ・ガンビーノもジェイ・エレクトロニカも、2020年になってリリースされたアルバムがどれも素晴らしい。コロナ禍の今、ライブは観れないが、作品が力を届けてくれる

テーム・インパラもエミネムもジャスティン・ビーバーもチャイルディッシュ・ガンビーノもジェイ・エレクトロニカも、2020年になってリリースされたアルバムがどれも素晴らしい。コロナ禍の今、ライブは観れないが、作品が力を届けてくれる
2020年が始まったと思ったら全世界的なコロナ禍で、音楽シーンにおいてはライブが壊滅状態になっているわけだが、リリースに関しては3月にして早くもアルバム・オブ・ザ・イヤー候補級の作品が出揃っているという好状況だ。
テーム・インパラ、ジャスティン・ビーバー、ウィークエンド、チャイルディッシュ・ガンビーノはどれも20年代ポップアルバムとして傑作で、エミネムの新作、ジェイ・エレクトロニカのまさかのファーストアルバムもベテランながら新時代を揺さぶる最強のラップアルバム。
そしてマック・ミラーの、没後に完成したアルバムも素晴らしかった。
バンド勢もストロークスとTHE1975の新作が待ち構えていてもちろん期待大。まだ3月なのにこの充実度は凄い。

だがやはり、この世界的なコロナ体験はこれからリリースされる作品に大きな影響を与えるはずだ。
グローバル化され、ネット化された世界に襲いかかった初めての全世界的なディザスター。
ジャスティン・ビーバーがテレワークを推進するEPを配信したり、ボブ・ディランが未発表の17分の大作を今の情勢に合わせて配信したり、ポップミュージックのいいリアクトはもう始まっている。(山崎洋一郎)
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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