フィービー・ブリジャーズのセカンドアルバムが時代を繋ぐ 2020.06.28 00:29 山崎洋一郎の「総編集長日記」 ソングライティングが際立っていたデビューアルバムを気に入って何回も聴いていたが、このセカンドアルバムではぐっとサウンド/アレンジが厚みを増した。彼女が敬愛するエリオット・スミス、ブライト・アイズ、そしてフリート・フォクシーズ、スフィアン・スティーヴンスなど00年代以降のインディーフォーク/インディーロックのあらゆるエレメントが丁寧に再提示されている。過去の美しき様式になりかけていたそれらのスタイルが、彼女の独特のキャラと切実な歌によって息を吹き返したように生々しく鳴っている。今のポップの、もう一つの名盤。今発売中のロッキング・オンでインタビューを載せています。