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    King Gnuの日産スタジアムでのライブの感想

    King Gnuの日産スタジアムでのライブの感想
    7万人収容の日産スタジアムでのライブと言えば、たいていベテランの大物バンドがキャリアの集大成として行われるというパターンがほとんどなわけだから、まだキャリア6年で3枚のアルバムしか出していないKing Gnuがここで2デイズやること自体が事件と言っていい。しかもキャリアの集大成どころかバンドの第一章の区切りに過ぎず、まだまだここから次が始まるぜという宣戦布告のような内容だったのだから、ひたすら圧倒されるしかなかった。
    ステージの特別な仕様や、ギミック的な演出はオープニング以外は特になし。セットリストも特別なコーナーや奇をてらった企画性など一切なし。とにかくひたすら曲を畳み掛けていく。音楽のみで集中砲火を浴びせる、全軍総攻撃のようなライブ。それを日産スタジアムのスケールで展開するんだから日本のバンドとしては桁違いだよね。
    ありがちな言い方になってしまうが、本当に「通過点」のようなライブだった。30代に入った彼らがここからさらにマッシヴになっていく予感をひしひしと感じさせるライブだった。(山崎洋一郎)
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