「時代の主役」の存在証明

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー『サウンズ・グッド・フィールズ・グッド』
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー サウンズ・グッド・フィールズ・グッド
シドニーからいきなり全米No.1&全英2位のヒットを叩き出してみせたセルフ・タイトルのデビュー作から1年、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの2ndアルバムが早くも完成。グリーン・デイやブリンク182から受け継いだポップ・パンクの遺伝子を高純度にビルドアップして、途方もない開放感を持ったユニヴァーサルなロック・フォーマットを構築した5SOSが、名匠ジョン・フェルドマンと再びタッグを組んで放つ今作。抑圧されたティーンエイジャーの情熱を「僕らはイカレた時代のキングとクイーンだ」と宣誓して祝祭感の彼方へ撃ち放ってみせるシングル曲“シーズ・カインダ・ホット”や“ヘイ・エヴリバディ!”、“パーマネント・ヴァケーション”といったポップ・ナンバーだけでなく、“ジェット・ブラック・ハート”、“インヴィジブル”のような雄大なバラードに至るまで、そのすべてのメロディがアンセミックなまでの高揚感に満ちている。2015年の現在、キッズの蒼き衝動に最もフィットするプロテスト・ソングを描き得るのはもしかしたら彼らなのかもしれない―と思わせるだけの、圧巻のヴァイタリティを備えた快盤。(高橋智樹)
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