音楽を味方に生きる女の子たちの歌

リーガルリリー『the Radio』

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リーガルリリー the Radio
《きみはおんがくを中途半端に辞めた。》という鮮烈な歌い出しの“リッケンバッカー”が話題を集め、YouTubeの再生回数が130万回を突破したリーガルリリー。2ndミニアルバム『the Radio』を聴くと、つくづく彼女たち3人が強い衝動と、それだけではない深い表現力を持ったロックバンドであることを感じる。《明日をみうしなわないでいるよ。/日々の体温と快楽を全部忘れても》と、ひたむきな声で歌う“トランジスタラジオ”を筆頭に、疾走感溢れる“はしるこども”、瑞々しい感性が光る“the tokyo tower”など、どの曲もワクワクするような新鮮さがある。まるでこの世界を初めて見たような煌めきと、そして何故か、同時にどこか懐かしい郷愁のようなものを思い起こさせる。曲を手がけるたかはしほのか(Vo・G)は音楽と出会ったことで本当の自分を取り戻したような女の子だ。そんな彼女だからこそ、楽曲を通じて奏でるこの世界はとても美しく輝いて見えるのかもしれないし、それは同時に、懐かしい子供の頃のように純粋に懸命に生きている、ということなのかもしれない。この尊さは、強い。(上野三樹)

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