彼と共に新時代の幕があく

リル・ウージー・ヴァート『ラヴ・イズ・レイジ2』
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リル・ウージー・ヴァート ラヴ・イズ・レイジ2
これがフューチャー・ラップの雄。自らを「ロック・スター」と名乗り、マリリン・マンソンを尊敬し、アニメ好きのフィラデルフィア出身23歳。これはいきなり全米1位を獲得したファースト・アルバムだ。

2014年に本格的にラッパーとして活動を始め、ドン・キャノンにフックアップされ、カーネイジのヒット“WDYW”にフィーチャリングされ、その特異なフロウが注目されて2016年のXXLの新人部門に選出。ゲスト参加したミーゴスの“Badand Boujee”が全米チャート1位となってブレイク、2017年には自らのシングル“XOツアー・ライフ”が全米トップ10ヒットになった。

ほとんど最短距離でトップまで上り詰めた勢いを如実に感じさせるエネルギー溢れる一作。屈託がなく明るく開放的で、しかも人懐っこくポップ。ウィークエンドやファレル・ウィリアムスがゲスト参加しているが、そんな助けがなくても日本盤ボーナス・トラックを含む76分全22曲を一気に聴かせる。華やかさもカリスマ性も十分。ちょっと抗いがたいぐらいの魅力がある。カラフルなファッションや髪型も含め、新時代が訪れたと実感する。(小野島大)
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