男として、バンドマンとして

BRAHMAN『梵唄 -bonbai-』
2018年02月07日発売
BRAHMAN 梵唄 -bonbai-
『超克』から5年ぶりのフルアルバム。映画『ブラフマン』の公開や、幕張メッセのイベント『尽未来際』があった結成20周年を始めとして、鮮やかに「BRAHMAN」が更新されていった5年だった。その軌跡が今作には刻まれている。

繊細で優しいイントロから、“真善美”という、生きとし生けるものすべての究極の理想を突き付けていくオープニングと、歌い継がれるべき名曲“満月の夕”のカバー(本家のSOUL FLOWER UNION中川敬、HEAT WAVEの山口洋うつみようこもゲスト参加!)というエンディングには、彼らの思想や音楽性が老若男女に届き得ることを象徴している。それでいて、不意打ちのようにポップなサビが表れる“雷同”、リズムがずるりと引きずり降ろされるように変化する“AFTER-SENSATION”など、彼ららしい天邪鬼な音楽的センスも聴きどころ。シングルなど既発曲も収録されているが、特にスカパラのホーン隊の参加で生命力を増した“怒涛の彼方”は圧巻。社会で生きる男として、音楽を鳴らし続けるバンドマンとして、どちらの姿も見えてくる「生き様」的傑作。(高橋美穂)
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