気付いたら、メジャー進出から5年も経っていたビークルのベストアルバム。4枚のアルバムと、シングルにスプリット盤、カバーアルバムなども入れると、音源もかなりリリースしているのだ。お面もすっかり世の中に認知されてるもんな……。なんてしみじみしてる場合ではない。ベストアルバムとは言え、さらりと聴かせないのがビークルだ。まず、初回盤と通常盤は2曲収録曲が異なり、初回盤には配信のみでリリースされた“PHANTOM PLANET”と“Have You Seen Her Happy?”を収録。そして通常盤には、カバーアルバムに収録されていたABBAの“DANCING QUEEN”と、セルフカバーの“IMAGINE?”を収録。そして、そのどちらもCDの収録可能分数ギリギリの23曲が収められているのだ! ポップ、ポップ、またポップな、ポップ攻勢が繰り広げられるのである。如何に彼らが、ポップに拘り、ポップを広げてきたかがわかる。華やかなきらめきに固い意思を秘め、ポップに戦ってきた記録と、それに伴い彼らの名と音が世の中に確立していった歴史が刻まれている。(高橋美穂)