《明日以外すべて燃やせ!/燃やした後にオマエだけ残る》という谷中敦の渾身のラインだけでも、
エレファントカシマシ・宮本浩次をゲストボーカルに迎えた今回のコラボに懸ける
東京スカパラダイスオーケストラの超弩級の情熱が露わに伝わってくる。そして、その熱量を真っ向から受け止めながら《この街では見えない地平線に/遥かな夢が眠る》のフレーズに火傷必至のリアリティを注ぎ込んでみせる宮本の歌――。デビュー当時はエピックのレーベルメイトでもあり、“明日以外すべて燃やせ feat.宮本浩次”のミュージックビデオのインタビュー映像でも語られる通り、作詞(谷中)&作曲(
沖祐市)とゲストボーカル(宮本)はみな66年生まれという同世代アーティストでもありながら、ここまで交錯することのなかったふたつの軌跡が、今このタイミングで重なり合う――という感激を、スカパラ&宮本という歌と音の闘士たちが誰よりもタフに、かつ晴れやかに謳歌していて胸が躍る。スカパラのコラボ史においても、“獣ゆく細道”に続く宮本の「衝動の化身」としての客演の系譜においても、まさに奇跡そのものの1曲。(高橋智樹)