沖縄の若人が放つメッセージ

ヤングオオハラ『キラキラ』
2019年06月19日発売
DIGITAL
ヤングオオハラ キラキラ
沖縄在住の4ピースバンド・ヤングオオハラの配信限定シングル『キラキラ』は、5月にリリースされた配信シングル『中南海』に続く2ヶ月連続リリース企画のラストを飾る楽曲だ。ギターロックを基調にしつつ、パンクやポップなどのテイストを取り入れた多彩な楽曲群で、聴く人を魅了している20代前半の若き沖縄人である彼ら。そんな4人が「幸せの在り方」をじっくりと穏やかに問う前作“中南海”とはまた色を変えて、アップテンポで明るいポップチューンを世に放った。とはいえ、ただ単純に明るいだけではなく、Aメロのファルセットには心地好い哀愁が宿っているし、《太陽にタッチして そのままどこまでも焼きつきたいのに/バカのまま死ねないだろ 強くもっと強く抱き寄せて離さない》と繰り返されるサビのフレーズも、細やかなテンポの違いによって箇所ごとに印象が異なるのも面白い。狙いすましたようなトリッキーさはなくとも、ナチュラルに心にぐっと入り込んできてはふと口ずさんでしまえる楽曲だし、そういった彼らの自然体な音楽的センスや技の巧みさが随所に光っている作品だ。(峯岸利恵)
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