シングルとして死角なし

MY FIRST STORY『無告』
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SINGLE
MY FIRST STORY 無告
5thアルバム『S・S・S』で、様々な表現に挑戦する柔軟さに開眼したMY FIRST STORYの、約1年ぶりのシングル。いきなり「苦しみを訴える相手がいないこと」を意味するシリアスなタイトル、そして《夢に敗れた幼き人 憧れたヒーローにはなれやしないんだ》《答えてよ 僕の問いに 答えてよ》という歌詞をまず見た時は「どうした?!」と戸惑ったのだが、再生した瞬間、そのメロディと楽曲が、あまりにも力強く精緻で息を呑んだ。ある意味初期を彷彿させる焦燥感とスリリングさを自身に呼び起こしながら、ここまで成長した「今」を刻むことができるとは。ネガティブな言葉の裏に確かな希望が、繊細な声の裏に救いがある。それが今の彼らだ。

カップリングには、バンドの枠にとらわれない広がりのあるサウンドスケープを聴かせる“mine”と、1stシングル『最終回STORY』カップリングの名バラードをよりドラマティックにリアレンジした“花-0714-(Re:arrange)”を収録。ロックバンドとして、バラード曲でしっかりと進化を見せつけられることも彼らの強みであることを実感。(後藤寛子)
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