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BLUE ENCOUNT『バッドパラドックス』
発売中
SINGLE
BLUE ENCOUNT バッドパラドックス
今年6月に出たミニアルバム『SICK(S)』は、ここに来てストレートパンチを繰り出した渾身の傑作であった。それを経て、早くも届いたニューシングルを聴き、改めてその表現力とセンスに驚かざるを得ない。表題曲はTVドラマ『ボイス 110緊急指令室』主題歌に起用されており、ダンサブルなビートを主体にしたミドルテンポの曲調。BLUE ENCOUNTのルーツにある洋楽と邦楽の間隙を縫うサウンドを提示しながらも、サビでは田邊駿一(Vo・G)が裏声を駆使したソウルフルなボーカルを存分に披露し、爽快な飛翔感を魅せつける。楽曲が持つ甘美な魅力という意味ではJポップサイドに寄ったキャッチーさも感じる良質曲と言えるだろう。《君とずっと 並んで雨に打たれよう》《灰色の希望に傘をさして 夢中で生きろ》と聴き手の背中を押すブルエンらしいメッセージ性も随所にちりばめられている。そして、カップリング曲はなんと椎名林檎のバラード曲“ギブス”を収録。原曲のヒリヒリするようなピュアな乙女心を、田邊が真正面から超絶エモーショナルに歌い上げた好カバー。最高です。(荒金良介)
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