ベルギー出身で、2人組で、平均年齢は弱冠18歳で……この音? しかもインタビューを読むとVo/Gのジャンは「音楽教室でギターを習っていた」らしいが、どこでこういうことになったのだろう。彼が14歳で相方のドリス(Ds)が12歳だったときにこのBBRの前身バンドはすでに始動していたそうである。
12歳でMC5みたいなガレージ・パンクを鳴らしていたタイニー・マスターズ・オブ・トゥデイみたいな例もあるにはあるが、ああいうギミック感みたいなものはこのバンドには皆無だ。この2人は身体の芯までブルースでパンクでロックンロールなのである。つまり、泥臭くて色っぽい。しかし一方で、2000年代初頭にごろごろいたガレージ・バンドも違い、曲によっては妙に90年代っぽかったりするところがかえってリアル(本人たちもニルヴァーナで目覚めたと言っている)。要するにヒネていないのだ。好きなものを好きなように吸収し、アウトプットしているという自由さがいい。アメリカやUKではこうはいかないだろう。その意味ではオーストラリアのウルフマザーあたりとも通じるものがある。ライブ観たい。(小川智宏)