ラストシングルはネクストへの予兆

欅坂46『誰がその鐘を鳴らすのか?』
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欅坂46 誰がその鐘を鳴らすのか?
今年2月に新二期生6名の加入が発表され、しかし7月の無観客・生配信ライブでは、欅坂46としては10月に予定されているライブを最後に5年間の活動に終止符を打ち、グループ名を改めて再始動をすることを発表。そして今回の配信限定シングルは、欅坂46としてのラストシングルとなる。気づけば、音源リリースは『黒い羊』以来約1年半ぶり。そこにラストシングルらしい感慨などは一切盛り込まれていない。欅坂46の表現するダークさが、まさしく今の時代に落とされた影とシンクロし切実なメッセージとして響く様は、むしろ表現者集団としてのネクストを感じさせるものだ。冒頭のポエトリーリーディングで表現する閉塞感、そして《支配したって/幸せになれない/愚かなことだ》と核心をつく歌を、疾走感のあるダイナミックなシンセポップとして歌い上げる。これまで圧倒的なリアルを体現してきた欅坂46は、息苦しいまでに切実なその声を、今こそ、外へ外へと向けて発信しようとしているのかもしれない。欅坂46はこれからどこへ向かうのか。次なるステージが楽しみになる楽曲だ。(杉浦美恵)

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