歌詞は自分の部屋で起床するという個のシーンで始まり、登校中に憧れの君と出くわすシーン、通勤途中にアイスコーヒーをオーダーするシーンなど、朝の街で繰り広げられるささやかな幸せと、不安を抱える繊細な心のなかを描く。新しい1日が始まっていく様子を多角的に表したうえで発せられる《毎日を愉快に暮らそうよ》という言葉は、根を詰めずナチュラルに未来へと進もうと呼びかけているようだ。晴れやかなギターとソフトなボーカルをより際立たせる、水溜りを踏んだ時の跳ね返った雫のようにきらめきながら弾けるドラムと、リズムとメロディを自由に往来する鮮やかなベース。「おはよう」と笑顔で語りかけるようなサウンドメイクが、こわばってしまった心に光を射してくれる。(沖さやこ)
立ちこめる朝の香り
リュックと添い寝ごはん『あたらしい朝』
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歌詞は自分の部屋で起床するという個のシーンで始まり、登校中に憧れの君と出くわすシーン、通勤途中にアイスコーヒーをオーダーするシーンなど、朝の街で繰り広げられるささやかな幸せと、不安を抱える繊細な心のなかを描く。新しい1日が始まっていく様子を多角的に表したうえで発せられる《毎日を愉快に暮らそうよ》という言葉は、根を詰めずナチュラルに未来へと進もうと呼びかけているようだ。晴れやかなギターとソフトなボーカルをより際立たせる、水溜りを踏んだ時の跳ね返った雫のようにきらめきながら弾けるドラムと、リズムとメロディを自由に往来する鮮やかなベース。「おはよう」と笑顔で語りかけるようなサウンドメイクが、こわばってしまった心に光を射してくれる。(沖さやこ)