優しいアコースティックギターの調べと有機的なビートが絡み、そこに「あの頃」に想いを馳せながらも、思い合うふたりの気持ちをEveとsuisそれぞれが歌いながらも、時折歌が重なるデュエットと言っていいスタイルで曲が進行していく。何度も曲名である「平行線」という言葉が登場し、その絶対的な距離を感じさせながらも、《この距離は縮まらないまま/交わらないようにできていた/答えなんてない 遅くなんてないから/ただ痛いくらい 今ならまだ間にあうかな/なんてさ》と歌われるまっすぐで切実なメッセージ。歴史的なカップリングにおいて、奇を衒うわけでもなく、スタンダードで普遍的な2月14日にまつわる情景を綴った楽曲だ。(小松香里)
普遍的な2月14日の情景
Eve × suis from ヨルシカ『平行線』
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優しいアコースティックギターの調べと有機的なビートが絡み、そこに「あの頃」に想いを馳せながらも、思い合うふたりの気持ちをEveとsuisそれぞれが歌いながらも、時折歌が重なるデュエットと言っていいスタイルで曲が進行していく。何度も曲名である「平行線」という言葉が登場し、その絶対的な距離を感じさせながらも、《この距離は縮まらないまま/交わらないようにできていた/答えなんてない 遅くなんてないから/ただ痛いくらい 今ならまだ間にあうかな/なんてさ》と歌われるまっすぐで切実なメッセージ。歴史的なカップリングにおいて、奇を衒うわけでもなく、スタンダードで普遍的な2月14日にまつわる情景を綴った楽曲だ。(小松香里)