初の書き下ろしが与えたもの

Karin.『二人なら - ep』
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Karin. 二人なら - ep
「純猥談」に寄せられたエピソードを基に制作された表題曲“二人なら”は、純猥談短編映画第3弾『私もただの女の子なんだ』の主題歌。歌を際立たせるために鳴るような厳かなピアノを携え、1番では「愛とは何か」が歌われる。他人を愛することは自分への愛に繋がるという気づき。「君」と出会ったことで始まった「私」の成長物語は、《今までずっと一人で生きてきたものを/壊しちゃおうよ/君と二人なら要らないね》という結論に一旦帰結する。スタート地点に立ったふたりは、2番でともに歩むようになり、新たな葛藤を感じながらも、1番で歌われた結論に「一緒に歩む」というファクターが加わり、さらに「私」は前進する。Karin.のこれまでの楽曲同様、不器用に歩を確かめるような細やかな心情描写が冴えながらも、ストーリーテラーとしての成長を大いに感じさせる楽曲だ。

“二人なら”はKarin.にとって初めての書き下ろし曲ということで、他者が描いた物語と向き合うことでソングライターとして新たな扉を力強く開いた、そんなエポックメイキングな楽曲となり得るだろう。(小松香里)

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