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何しろ『SPY×FAMILY』Season 2のOP曲である。すでにSeason 1の“ミックスナッツ”(Official髭男dism)が強く耳に刻まれている視聴者に対し楽曲としてアニメ作品のテーマを踏襲しながらも、どれだけ前作とは別のインパクトを与えられるかというミッションを、想像以上のクオリティでクリアした楽曲となった。リスナーを圧倒するまさにジェットコースターのような展開には、ただただ引き込まれるばかりだ。めまぐるしく表情を変えながら転がるようにグルーヴするAdoの歌唱の妙味を存分に引き出すmeiyoのソングライティングが圧巻。そしてビバップ的にスウィングするエキセントリックなアレンジを手がけたのは菅野よう子。さらにSEATBELTSの演奏とくれば、思わず往年の名作アニメ『カウボーイビバップ』を想起するが、“クラクラ”はあのインパクトにも匹敵する衝撃を放つ。Adoのシンガーとしての圧倒的技量と表現力に対する確信があるからこそ、菅野のアレンジもここまで奔放に突き抜けたのだと思う。(杉浦美恵)(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年12月号より抜粋)
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