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CLR(Vo)ことサーヤが芸人とアーティストの垣根を痛快に越境した礼賛の結成から早4年。「時代と状況に翻弄されながらも表舞台で闘い続けるポップアイコン」としての己の在り方に、心の奥底のリアルまで重ね合わせて撃ち放つ、というメタ/マジの境界線をも無効化した方法論はサーヤ以外には実現不可能な離れ業だし、そんな彼女をフロントに据えた型破りなバンドを日本武道館まで導いたプロデュース手腕は、同じく時代の真ん中をひた走る晩餐(川谷絵音)ならではのものだ──という礼賛唯一無二の構図が、結成5周年イヤーの号砲的作品となる今作にも凝縮されている。すでに礼賛屈指のライブアンセムとして目映い躍動感を放つ“ホレタハレタ”、鋭利なフロウが妖艶な誘引力を帯びる“超BUSY”など全6曲を収録した今作の最後、《窮屈なままで空腹になる》《走る横で誰かがまたリタイヤ》という鈍色の現実を《まだ果てない/色褪せない想像は止められないや》と沸き立つ衝動で凌駕してみせる“果てない”が胸に迫る。(高橋智樹)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年5月号より)
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