新作が11曲も聴けて、さらに長い第二部もあった計24曲のセットリストから、本作には厳選された7曲を収録。もっともっと聴きたい!と思わずにはいられないが、新作がアルバムと変わらない完璧な音で鳴っていたこと、そして初めてライブで聴く新曲でも大合唱が起こったあの一体感が妄想ではなかったこと、それを確認できただけでも感涙寸前。その上この一夜をもっと大勢のファンと分かち合うことができて、ついに2ヵ月後に迫った日本ツアーに向けての予習ポイントもチェックできるのだからありがたい。
あれから約半年、彼らは世界中のチャートで1位を獲り、“21ガンズ”のビデオでMTVのアウォードを3部門受賞したりと、絶好調で突っ走りながらツアーにツアーを重ねていて、新曲の演奏にも恐ろしく磨きがかかっているはず。最近のツアーでは新作を大きな枠にして新旧の曲を織り交ぜたセットリストで、やっぱり“ノウ・ユア・エナミー”と“21ガンズ”は完璧に覚えるとして、あとオープニングの“ソング・オブ・ザ・センチュリー”もマスターして大合唱で迎えられたら最高――と本作を何度もリピートしながら新たな妄想がふくらむばかりだ。(網田有紀子)