スプリングスティーン的なある種の野暮ったさは最もパンクから遠いものと以前なら考えていたが、クラッシュをルーツとした90年代以降のアメリカン・パンクの流れを辿れば、こういう特質を持った人達の登場は必然だったのだろう。
ボス同様、彼らの視線は母国アメリカに集中しているが、最初から普遍的なテーマを扱おうと意識しすぎた歌よりも、よりローカルな事象を取り扱いながら、それを通じて万人に共有できる感情へと辿り着くような表現の方が優れていると昔から考えているし、このバンドにはそういう力がある。もっともっと日本でも人気が出ていいバンドだ。(鈴木喜之)