ボストンの大学で出会って、シェアハウスで共同生活をするうちにいっしょに曲作りをはじめたという4人、イエス・ジャイアンティス。彼らの曲を聴いた、当時ルームメイトだったパッション・ピットのアヤド・アリ・アダミーの紹介でネオン・ゴールド(パッション・ピット等の作品をリリース)と契約。と、いう具合に話は進んで、いつの間にやらイギリスでも人気となって、日本でもこうしてアルバムをリリースというシンデレラボーイたちである(ルックスはまだまだもっさりとした学生風情だったりするけれど)。そして、とんとんとサクセスをしていく80sムービーにでも似合ってしまいそうな、キラキラとドラマティックなシンセ・ポップを奏でる。パッション・ピットに通じるインディ・ロック的な遊び心やリズム遊びだったり、あるいはエモさが爆発してたりという感じだけれど、基本的にはチープなシンセ使いやキッチュなエレクトロ要素がふんだんの確信犯的なポップ・アルバムに仕上がっている。やりすぎない、洗練しすぎない、キワキワのところでハジけてる楽しさだったり、にやりとしている感じがなんとも心憎い。(吉羽さおり)