ザ・ミュージックやカサビアンにも通ずる渦巻き型のグルーヴを根っ子に備えた彼らだが、新作ではもう一つの武器であるメロディにさらに磨きをかけたことが伝わってくる。アコギのストロークから感動的なサビのメロディに雪崩れ込んでいくミドル・バラードの“リワインド・ミー”がすごく象徴的。妙にハイ&オプティミスティックな“サイレンス”の曲調も新鮮。そして、こうなると、マット・ベラミー(Vo/G)の透き通った声質も活きてくる。勿論腰にくるダンス・グルーヴも健在なのだが、そのギアを“突進力”からゴスペル的な“包容力”へと切り替えたような感じだ。いいと思う。(柴那典)
グルーヴ・ロッカーズ、躍進
サブキックス『スリーズ、ファイブス・アンド・セブンス』
2008年08月06日発売
2008年08月06日発売
ザ・ミュージックやカサビアンにも通ずる渦巻き型のグルーヴを根っ子に備えた彼らだが、新作ではもう一つの武器であるメロディにさらに磨きをかけたことが伝わってくる。アコギのストロークから感動的なサビのメロディに雪崩れ込んでいくミドル・バラードの“リワインド・ミー”がすごく象徴的。妙にハイ&オプティミスティックな“サイレンス”の曲調も新鮮。そして、こうなると、マット・ベラミー(Vo/G)の透き通った声質も活きてくる。勿論腰にくるダンス・グルーヴも健在なのだが、そのギアを“突進力”からゴスペル的な“包容力”へと切り替えたような感じだ。いいと思う。(柴那典)