ドーパンとVERBALの夢のコラボレーション“majestic trancer”。つまりこれは、ロック・スターとラップ・スターによる強力タッグ。ドラえもんとウルトラマンが共演したかのようなこの曲が、カッコ悪いわけがない！　国内ロック・シーン随一のビートを叩き出すドーパンと、抜群のビート感の持ち主であるVERBALが絡まり合って生まれているサウンドは、涎が止められない程の極上のノリの塊だ。時には激しく、時に囁きかけるかのようにウネウネとグルーヴィーに奏でられるあらゆる音は、艶かしいフェロモンだらけ。メロディもハーモニーも勿論大事だが、やっぱり音楽の要はノリ！　その点を知り尽くしている彼らの共演は、ロック・ファンにとってラップ・ファンにとっても決して見逃せない!!　そして、このシングルは３曲目がとんでもない。これは最近の彼らのライブでおなじみの「無限大ダンスタイム」のスタジオ録音バージョン。“The Fire”“YA-YA”“Hi-Fi”“I’ll be there”……全10曲が次々襲いかかって踊らせまくる。秋にリリースされるというのに、汗だくで聴く外ない１枚だ。（田中大）