冴え渡る音、漲るエモーション

高橋優『僕らの平成ロックンロール②』
2012年12月26日発売
ALBUM
高橋優 僕らの平成ロックンロール②
1曲目“ボーリング”にまず仰天! これは、自堕落と他力本願をとことん突き詰めた究極のモノグサソング。ネガティヴの権化だが、聴いていると不思議と元気になる。また、“夜明けを待っている”が堪らないほど良い。燃え上がる朝日のように高鳴るサビのメロディが、胸に深く迫って止まない。その他、とことんシンプルな表現で愛を奥行き深く描く“I LOVE YOU”。音楽を通じて人々がひとつになることの喜びに満ちた“微笑みのリズム”。素朴なカントリーテイストが心地よい“今、君に会いにいく”。ささやかな幸せと不幸せとの間を忙しく行き来しながら生きる我々の実像と鮮やかに重なる“昨日の涙と、今日のハミング”。ともすれば見えなくなるシンプルなことを気づかせてくれる“発明品”。収録されているどの曲もグッと来る。当初はシングルのつもりで制作が始まったそうだが、急遽アルバムにすることになったという話に納得! こんなにも良い曲が溢れまくったら、惜しみなく皆のもとに届けたくなるのも当然だ。言葉のキレ、込められた想いの輝度、メロディのパンチ力が、とにかく凄まじい1枚。(田中大)
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