バンプの歌はいつも僕らとともにある

BUMP OF CHICKEN『BUMP OF CHICKEN Ⅰ<1999-2004>』
BUMP OF CHICKEN BUMP OF CHICKEN Ⅰ<1999-2004>
“天体観測”が2001年の曲だと改めて気がついて驚いたのは、アラフォー世代の自分が時間の経過に鈍感になっているからでは決してないはずだ。BUMP OF CHICKENの曲は微塵もその鮮やかさを失わないまま、いやむしろ時が経てば経つほどその輝きを増しながら、生まれた瞬間から現在に至るまで日本のアンセムであり続けてきたからに他ならない。“sailing day”が映画主題歌として日本中に鳴り響く遥か前から、“K”然り“ガラスのブルース”然り、バンプの音楽は僕らの感情のすぐそばに寄り添い、励まし、導く力にあふれていた――ということを、デビュー15年目にしてリリースされるバンプ初のベスト・アルバム2作のうちインディーズ期の1st『FLAME VEIN』からデビュー後の『ユグドラシル』期までの楽曲をコンパイルした今作『BUMP OF CHICKEN I[1999 - 2004]』は雄弁に物語っている。「これをみんなに聴いてもらう必要がある」と藤原基央自身が語っている通り、運悪くまだ彼らの初期曲に触れてこなかった人たちと出会うために、今作は最高に攻撃的な1枚と言えるだろう。(高橋智樹)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on