作品の顔となるジャケット写真。その作品を表現するいろんなアートワークが生まれてきましたが、アーティストが自ら手がけたジャケットは特に印象深いものですよね。
そこでここでは音楽の才能だけに留まらず、イラストの才能も存分に発揮しているアーティストが描いたジャケットをご紹介します。
きのこ帝国
『フェイクワールドワンダーランド』2ndフルアルバム『フェイクワールドワンダーランド』のジャケットは、このアルバムのためにメンバーそれぞれが自らイラストを描き下ろした作品。それぞれのテイストでフェイクワールドワンダーランドの世界が描かれています。
SHISHAMO 
『水色の日々』
『君と夏フェス』宮崎朝子（G・Vo）は、3月にリリースする新シングル『水色の日々』を含む多くのジャケットを手がけています。そのほか公演イラストなども担当していて、メンバーの特徴を捉えたポップで可愛らしい絵が印象的です。また、2014年のシングル『君と夏フェス』のジャケットは、高校のデザイン科を卒業したメンバー3人が描いたイラストをコラージュしたものになっています。
相対性理論 
『天声ジングル』
『正しい相対性理論』2016年に発売された『天声ジングル』は、これまでと同様に
やくしまるえつこのドローイング&アートディレクションによるジャケット。また、2011年の作品『正しい相対性理論』のアートワークが、イギリスのデザイン賞「D&AD Awards 2012」Professional / Graphic Design部門で入賞したこともありました。やくしまるはそのほかイラスト提供、マンガの寄稿なども行っています。
CHAI 
『PINK』1stアルバム『PINK』、そのタイトルのとおりピンク一色のインパクトあるこのジャケットアートワークは、イラストを描くのが趣味だと言うユウキ（B・Cho）が手がけたもの。数量限定だった店舗特典の缶バッヂも、ユウキが収録楽曲をモチーフに描いたイラストをもとにデザインされました。
パスピエ 
『OTONARIさん』
『メーデー』パスピエのアートワーク全般を担当している大胡田なつき（Vo）の描く女の子はいつも独創的。昨年10月にリリースされた『OTONARIさん』はシンプルでありながらどうしても気になってしまうイラストになっていて、この他にも目を引くようなジャケットが沢山あります。
THE BACK HORN
『情景泥棒』
『太陽の中の生活』3月に発売されるミニアルバム『情景泥棒』のジャケットは松田晋二（Dr）が描いたもので、メンバーによる作品がジャケットに用いられるのは、2006年発売の5thアルバム『太陽の中の生活』以来12年ぶり。また、2003年にラフォーレミュージアム原宿で開催された「ぴあ通巻1000号記念展『希望／HOPE～未来は僕等の手の中』」では、菅波栄純（G）が映像、松田が絵画にて作品を出展していました。
BUMP OF CHICKEN 
『ユグドラシル』
『THE LIVING DEAD』通算4枚目のアルバム『ユグドラシル』のジャケットイラストは藤原基央（Vo・G）によるもの。北欧神話に登場する1本の架空の木「ユグドラシル」が描かれています。藤くんはほかにもアルバム『THE LIVING DEAD』のジャケットや、『orbital period』のブックレットのイラスト、猫のキャラクター「ニコル」なども手がけています。
ポルカドットスティングレイ 
『全知全能』昨年リリースされた1stフルアルバム『全知全能』。同作のジャケットは、バンドの作詞・曲を担当するだけではなく、そのプロデュース能力の高さも魅力である雫（Vo・G）によるインパクト大なイラストに仕上がっています。また、バンドのオリジナルキャラクター「ビビ」も雫が描いているもので、可愛らしい「ビビ」グッズも沢山登場しています。
米津玄師
『Lemon』
『diorama』米津玄師は言うまでもなく、音楽活動のほか「イラストレーター」としてもその名を轟かせています。自身のジャケットワークは1stアルバム『diorama』から3月にリリースされる最新シングル『Lemon』まで全てを手がけていて、『ROCKIN'ON JAPAN』では2013年8月号〜2015年12月号まで「
かいじゅうずかん」と題したイラスト連載もしていました。新しい作品が出る度に、どんなアートワークになるのかが楽しみですよね。
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いかがでしたか？ あなたのお気に入りの作品はありましたか？
この他にもまだまだあるので、気になった方は是非探してみてくださいね。（渡邉満理奈）
