8月に京セラドーム大阪で2日間、そして9月に東京ドームで2日間、SUPER BEAVER初のドーム単独公演「都会のラクダDOME TOUR 2026」が開催された。この別冊に掲載するのは、その大阪2日目、8月2日公演のレポートである。その一点突破で別冊までやっちゃう、このテンションを感じてほしい。それくらいとんでもないライブだったのだ。何がとんでもなかったのか。一言でいうなら、SUPER BEAVERがSUPER BEAVERである所以を、これ以上ないほどまっすぐに、明快に伝え切るライブだったのだ。そんなのいつも通りじゃん、と思うかもしれない。その通りだ。だがその「いつも通り」がこの規模で実現するなんて、誰も思っていなかった。ドームという、この国で最大級にでかいライブ会場で鳴らした音が、そこで伝えたメッセージが、そこでの4人の立ち居振る舞いが、圧倒的に「いつも通り」の延長線上にあったこと。それがこのライブの素晴らしさだった。『人生』という「SUPER BEAVERとは何か」を改めて示すようなアルバムを作り上げた先でオンステージした彼らには迷いも気負いもなかった。彼らはバンドであることを心から楽しみ、目の前の一人ひとりの目を見て、威風堂々とロックバンドをやり切った。そのすべてを、今一度その目に焼き付けてほしい。文=小川智宏 撮影=青木カズロー、Taka"nekoze_photo"、Yukihide"JON..."Takimoto
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年11月号より抜粋)






