広島発の3ピースバンドで、ツインボーカルが年子の兄弟であるアサベハルマ(B・Vo)とアサベシュント(G・Vo)。背後を固めるドラマーのジンもふんだんにコーラス参加をすることで、直球パンクロックに瑞々しくもエモーショナルな歌心を乗せていく。ザ・ブルーハーツやニルヴァーナからバンドに目覚めたというバックボーン通り、音は骨っぽくシンプルだが、親からの影響で長渕剛も履修済みだからだろうか、どこかフォーキーで日本っぽい侘び寂びがある。加えて、シュントの思いっきりハスキーな歌で届けられるリリックが、存外ピュアな恋愛感情だったりするギャップもストロングポイント。初登場となる今回は、バンドの成り立ちやルーツから、群雄割拠するバンド界で彼らが何を大切に、どうやって戦っているのかをひもといていく。さらに、本誌とタイミングを同じくして放たれる力作にして快作『PSYCHO PSYCHO LOVE』の聴きどころも語ってもらった。人を食ったようなバンド名に惑わされるなかれ。バンド音楽の魅力とバンド音楽でしか味わえない瞬間を、純度高く追い求めるアツい奴らである。インタビュー=風間大洋 撮影=マスダレンゾ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年11月号より抜粋)






