やはりオンリー・ワン

ケイティ・ペリー『プリズム』
ケイティ・ペリー プリズム
たった2枚のアルバムで世界を虜にするスーパースターになり、超一級セレブリティの座に君臨するケイティ・ペリー。ガガよりも早くシーンに現れた彼女が未だにショービズのトップに居られる最も大きな訳は、ケイティが自らの表現に絶対的な強さを託し、言い換えれば根性を焼き付けるからだ。ラッセル・ブランドとの離婚?ジョン・メイヤーとの交際をはじめとするジェットコースターな生き方、その「谷」の部分は自分の中で浄化して、〝ロアー??では「私がチャンピオン」と叫ぶ。ジューシー・Jをフィーチャーしベースを効かせたダブっぽいナンバー〝ダークホース?、ユーロ・ディスコを洗練されたポップに仕上げる鬼才マックス・マーティンとのストックホルム・レコーディング、ドクター・ルークとのコラボetc。上げるばかりではなくショービズの酸いも甘いも噛み分けて掴んだ明暗がそれこそプリズムの如く乱反射して、一歩踏み込んだエンターテイメントとして成立している。「転んでもタダじゃ起きない」をハイパーなレベルでやってみせ、決して押し付けずに突き抜けたポップスに昇華するケイティは、オンリー・ワンである。 (羽鳥麻美)
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