【インタビュー】まっすぐに、無二の道を突き進む!──-真天地開闢集団-ジグザグが初のアニメタイアップ曲“P0WER-悪霊退散-”を語る

【インタビュー】まっすぐに、無二の道を突き進む!──-真天地開闢集団-ジグザグが初のアニメタイアップ曲“P0WER-悪霊退散-”を語る

ライブハウスだとこんなに間は取れないけど、ホールだったら大丈夫とか、やり方がわかってきた(龍矢)

──カップリングの“WAN WAN WONDERLAND”は、“きちゅねのよめいり”“拙者忍者、猫忍者。~木天蓼三毛蔵と町娘おりん~”に続いて、今度は犬ソングですね。

 仰る通りです(笑)。でも、狙って作ったわけじゃなく、わりと最近作ったストックの中から持ってきました。デモを作った時点ではワンワンにするがどうか決まっていなかったし、ワンワンには特に深い理由はない⋯⋯。

影丸 いや、最高ですよ! 一瞬、僕の曲かと思いました。(命を見て)ね?

 ⋯⋯自分を可愛い犬やと思ってるみたいです。確かに犬であることは否定できないけども(笑)。

龍矢 ははは! “P0WER~”のレコーディングが終わってミーティングをしている時に、急に「カップリングは“WAN WAN WONDERLAND”を入れるから」と言われて。聞いたこともない曲だったから「?」となっていたら、「あえて聴かせるまでもないわ」って、何も聴かせてくれなかったんですよ(笑)。

 はははは!

影丸 でも、いわゆるおふざけソングかと思いきや、サウンドはめちゃくちゃかっこよくないですか!?

 そう、かっこいいんです! この曲も90年代ですね。サビは全然違うし、サウンドは新しくなっていますけどAメロあたりは(ゲーム)『Dance Dance Revolution』の“CAPTAIN JACK”のパロディだったりします(笑)。

影丸 ドラムもこれまでのパターンだと打ち込みになりそうなところなんですが、生ドラムなんです。

 厚みが出てよかったよね。

──禊では、途中までドラムを叩いて、後半は3人とも踊っていましたね。

影丸 そうです。本当はずっと踊りたいんですけど。

 かっこいいサウンドなのでバンドのほうが合うと思うけど、やっぱり踊ったほうが盛り上がるよねってことで。ちゃんと盛り上がっていましたね。

──それもジグザグの禊には欠かせない要素ですね。ダンス曲も新しく作っていこうという気持ちはあるんですか。

 常にブラッシュアップしていきたいとは思っています。でも、こういうおふざけ系の曲って印象が強いんですよね。真面目な曲を5曲やったあとに1曲だけこういう曲をやったら、不思議なことに半分くらいふざけた曲をやっていたような印象になって。

──諸刃の剣という。

 まさに怖いところなんですよ。ちょっとしか出していないつもりでも、世間ではこういう曲ばかりやっているように捉えられちゃったりするので。ジグザグあるあるです。

龍矢 だから、セトリも迷いますよね。

 そうそう。ま、楽しかったらなんでもいいんですけどね。そういう意味では、今がちょうどいいバランスなんだろうと思います。


──ツアー初日を拝見して、セットリストの組み方に自信を感じたんですよ。バランスがよくて、幅広い楽曲のポテンシャルがそれぞれちゃんと味わえるようになっていて。

龍矢 新曲が2曲だけなので、アルバムツアーよりセットリストの自由度が広がったからかな。

 シンプルにいいセットリストを組めた部分はあると思います。

──そこに加えて、セクションごとの空気や景色の作り方が少し変わったような印象がありました。

 それはもしかしたらシンプルに上手になっているのかな(笑)。

龍矢 ホールに慣れてきたのかも。ライブハウスだとこんなに間は取れないけど、ホールだったら大丈夫とか、やり方がわかってきた感じがします。

 そうそう、そういうところが全然わからへんかったから。

龍矢 やっぱりライブハウスは、距離が近くて熱量は伝わるけど、冷めるのも早いじゃないですか。

 ホールを意識しすぎて、ぎこちなくなっていた部分もあって。ライブハウスじゃなくてホールだから、もっとこうしたほうがいいかな?と思ったりしていたけど、逆にライブハウスと一緒でいいんだと思える部分があったり。ホールも結構やってきたもんね。

龍矢 そうですね。

来年は結成10周年。命さんが本当に辞めようとしていた時期を知っているので、続けてくれてありがとうございます!という気持ち(影丸)

──前回の禊が横浜アリーナだったせいか、ホールが近く感じましたよ。

 ほんまにそれは思います! それこそバンドがちょっと大きくなり始めた頃の初Zeppや初ホールでの禊の時とは全然感覚が違いますね。当時は、客席が遠いからどうしよう、なんとかして届けなきゃと思って力んでいたけど、今はちゃんと手が届く範囲にあるから、変な気負いがなくて。我ながら落ち着いていて、精神的にちゃんと地に足がついている気がします。

影丸 僕も初(日本)武道館、初ホールツアーとか、初めてやる広い会場での禊では力んでしまっていました。でも、今回のツアーは落ち着いていますね。実際、ドラムはどの会場でも環境が同じだし、メンバーとの距離もあまり変わらないんですよね。今は背景のスクリーンだけがどんどん大きくなっていく感覚です。星空を見ている気持ちになって⋯⋯そこで命さんがいいMCをしていると、参拝者のみなさんと同じくらい僕もグッと来ています!

 (笑)別にいいことを言おうと考えているわけじゃないんですけどね。何かを仕込むのが嫌だから、その場で思っていることをただ話していたら、ちょっと恥ずかしいぞ⋯⋯みたいな。

龍矢 かっこいいMCをしようと思っていたら、そこから次の曲にいく前に「ほな」って言わないですよね(笑)。

 はははは!

龍矢 それを聞いて、心から出た素の言葉なんやなあと思っていました。

──第一弾で15ヵ所を回って、残り32都府県。長い旅になりますね。

 これも、別に「47都道府県回るぜ!」と気負っているわけじゃなく。禊に行きたくても、いろんな事情でなかなか遠くまで行けない方もいると思うんですよ。でも、地元の近くの市民会館でやるらしいとなったら行ける人も多いと思うので、ちょこちょこタイミングを見て回っていけたらなと。

龍矢 47都道府県ツアーと宣言したら、いずれ自分の地元にも来てくれるんだということが伝わると思って。

──さらに、12月31日に東京ガーデンシアターでの禊が発表されましたね。

 来年、結成10周年なので、それに向けたスタートダッシュですね。大晦日の禊はやったことがなかったし、さあ、来年盛り上がっていこうぜ!という景気づけです。

──来年、もう10周年ですか。

 結成当初の原型は留めてないですけどね(笑)。メンバーも環境も変わって。今のメンバーになって再スタートした気持ちもあるので、10周年だけど10周年なのかって問題はあるけど⋯⋯。

龍矢 この体制になって10周年でも何かしましょうか。

 ややこしい!(笑) まあ、10年続いたのは間違いないですから。

影丸 僕は加入前からサポートをしていたので、感覚としてはずっと一緒にいるんですよ。命さんが本当に辞めようとしていた時期を知っているので、続けてくれてありがとうございます!

龍矢 僕は7年ですけど、小学校より長いですから。続けていてくれてありがたいという気持ちがいちばんです。

──少し早いですが、2026年のジグザグにも期待ですね。

 10周年、盛り上げようと思っています!

ヘア&メイク=芋田モトキ スタイリング=高見佳明

このインタビューは、表紙巻頭Creepy Nuts、別冊付録YOASOBIの『ROCKIN'ON JAPAN』10月号に掲載!


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