いよいよ本格的な快進撃の始まりだ。約1年前にPIZZA OF DEATHからデビューして以来、耳が早いキッズを中心に全国各地で熱い支持を拡大し続けている熊本出身の3ピース、WANIMA。待望の1stフルアルバム『Are You Coming?』を引っ提げた、全30公演の対バンツアーが遂に開幕した。この日のゲストは、同じ九州出身の3ピース、MINAMI NiNE。互いへの信愛の情に満ちながら、新たなる「事件」の幕開けを告げるような、凄まじい怪演とエモーションが爆発した一夜だった。
MINAMI NiNE
MINAMI NiNE
MINAMI NiNE
「渋谷、行くぞー!」というヒロキ(Vo・B)の合図から“雨”でライヴをスタートさせたMINAMI NiNE。ソリッドなバンドサウンドと情感たっぷりのメロディで、会場を優しく包み込んでいく。“Over and over”では、≪悲しい時も 寂しい時も/いつも隣に居てくれた WANIMAにこの唄を歌う≫と歌詞を変えてフロアを沸かせるシーンも。同郷の先輩として、観客が10人にも満たない頃からWANIMAと何度もライヴを共にしてきた彼らだからこそ届けられる熱いメッセージだった。
ツアー初日のためセットリストの掲載は控えるが、最新アルバム『Are You Coming?』の曲を基調に既存の曲も挟み込んでいく流れ。“夏の面影”などの激走パンクチューンはもとより、卑猥なムード全開のレゲエナンバー“1CHANCE”、日本人としての誇りに満ち溢れたラップチューン“Japanese Pride”など、さまざまなジャンルを横断しながら快楽の只中へと突き進んでいく。そんな楽曲のエネルギーに負けず劣らず、スキあらばボケと下ネタをブッ込んでくる健太のMCも好調。途中では“雨あがり”のイントロを鳴らし始めた光真と藤くんに「アルバムツアーなのに、そんな古い曲やってどないすんの!?」と演奏を中断させて最新アルバムの曲をやり直したものの、その次に“雨あがり”をプレイし「結局やるんかーい!」とツッコむ小芝居も繰り広げられ、オーディエンスの心を釘づけにしていく。ちなみに藤くんによる恒例の物まねコーナーで披露されたのは、嵐の“A・RA・SHI”(しかも途中で長渕剛風にラップを行う)でした(笑)。