『ROCKIN'ON JAPAN』9月29日発売号では、Mr.Childrenが登場。
1曲目の“Your Song”からバンドサウンドを炸裂させ、バンドとしての強さを見せつけた新作『重力と呼吸』について、メンバー全員に語ってもらった。
これまで、スキルとアイデアを注ぎ込み、あらゆるタイプの曲調、あらゆるタイプのメッセージを届けることで時代と向き合ってきた彼らが、シンプルでストレートな「ロックバンド・Mr.Children」を打ち出したのは、なぜなのか? ここに至るまでの経緯と制作にあたってのそれぞれの想いや考えを丁寧にひもといた必読のテキストとなっている。
以下、発言の一部をお届けする。
インタビュー:山崎洋一郎 撮影:NAKA
(25周年のスタジアムツアーをやって)ロックバンドとしてスプリントできるんだったら、そこを見せたいっていう欲求が僕の中ですごく強くなって。で、ホールツアーをやる前から、ほとんどの曲はできていたんですが、音のベクトルをもうちょっと、シンプルで強いものに。あと、Mr.Childrenっていうバンドが見えてくる音にしたいっていう気持ちになったんです(桜井和寿/Vo)
『REFLECTION』が出て、そのあと、ミスチル史上ないぐらいの数のコンサートをずーっとやってきて。そこで4人、忘れそうになってた結束みたいなものをまた感じあっていたんだと思うんですよね。そしていよいよアルバムを作るとなって、バンドの中で、「こういうものをやろう」とかいう話は一切なかったですね。僕はこれ、結果こうなったんだと思ってます(田原健一/G)
(『Thanksgiving』ツアーの時の桜井に)何万人と対峙しているシンガーの強さみたいなものを感じて、「これだ!」っていうふうに勝手に思って。その強さみたいなものって、自分が出す音にもないと、このシンガーに対して、この歌に対して、向き合っていけない。向き合うためには強くいるべきだとツアー中に思って。そのイメージがそのままアルバムにも繋がっている(中川敬輔/B)
(歌を)聴いて弾いちゃうと、桜井だけ逆にぽつんと丸裸で置き去りにするみたいな感覚だったんだろうなあと思って。やっぱ一体感持って進んだほうが、お互い、よりパワフルになれるってことが、やっていくうちにわかってきたところがあった。個人的には「こういう感じのフレーズはやったことあるな」っていうようなタガを外すことができた(鈴木英哉/Dr)
誰でも世の中に音を届けられる時代の中で、こいつらじゃなきゃ意味を持たないもの、こいつらが叫ぶから、こいつらが歌ってるから、意味を持つもの――だから逆に言えば本物しか残れないとは思う。Mr.Childrenというバンドが本物であるという証拠を残したかったという気持ちが、このアルバムにはありますね(桜井)
続きは2018年9月29日(土)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』11月号で!
待望の最新作『重力と呼吸』完成!
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