アナログフィッシュ @ 恵比寿リキッドルーム

アナログフィッシュ @ 恵比寿リキッドルーム - アナログフィッシュアナログフィッシュ
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6ヵ月連続マンスリー・ライヴ企画『SIX PISTOLS』最終回にして、ドラマー斉藤州一郎が正式に脱退して以降、初のライヴ。理由が「療養」だからしょうがないとは言え、あれほど叩けてあれほど歌えるドラマーなどめったにいないわけで、私などは個人的に「もしバンドが解散したら3人中最も仕事いっぱい来そうな男」だとすら思っているわけで、そんな彼がいなくなるのは、惜しいし、困る(バンドは、いつか彼が戻ってくるのを待つことを宣言している)。

で。彼の穴を埋める打開案として、アナログフィッシュはサポート・メンバーを2人迎えた。1月26日の吉祥寺前進座にも参加していた、鍵盤の木村ひさしがコーラスも務める。で、ドラムは、しなやかなプレイの斉藤州一郎とは180度逆のタイプ、力で押しまくるパワー・ドラマー、元くるりのもっくん。

という布陣で今日のライヴに臨んだわけですが、意外と……と言うと当人たちに申し訳ないけど、はまってた。ありだった。今のアナログは、音源としては未発表の新曲をライヴでどんどんやるが、その新しい曲たちも、“BGM”や“アンセム”などの代表曲たちも、「このメンツだとちょっと……」みたいなぎこちなさや陰りのない、自然な響き方をしていた。お客さんも同じ思いだったようで、アンコールが終わりBGMが流れ、客電が点いても誰も帰らない。4人、再登場。「もう曲がないよ!」(下岡)というわけで、1曲目にやった“Hello”をもう1回やって終わりました。

あと、この日のライヴにはもうひとつトピックがあった。「12曲目“ダンスホール”のみ、写メ撮ってOK。それを人に送ったりブログに貼ったりしてもOK」という、珍しいというか画期的というかむちゃというか、とにかく斬新な企画が盛り込まれていたのです。「写真撮ってもいいよ」っていうのは前にSOPHIAがやってたけど、「送ったりブログに貼ったりしてもいいよ」というのは初なのではないかと思う。だからなんだと言われると困るが、その曲の時、フロアのあちこちで光る携帯が掲げられたさまは、ちょっと壮観でした。後日、その様子も写真でアップしますので。(兵庫慎司)
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