3月14日の千葉LOOK公演からスタートした『POLYSICS WORLD TOUR OR DIE 2009!!!! 〜叫べ!!シエスタ君!!春のウキウキジャパンツアー!!〜』。各地でソールド・アウト続出となった充実のツアーを締めくくる恵比寿リキッドルーム2デイズ、その2日目が開催。前日のライブについて、「初日から大変な事になってるよ。明日は更にヤヴァいんじゃな〜い??」とフミがブログに綴っていたが、その言葉どおり、2日目もヤヴァいくらい大変な事になってました!
なにしろ開演直後からハヤシ、所狭しとステージを駆け回りドデカいアクションでお客さん煽る!煽る!! もはやポリのライブでは恒例の光景ですが、いきなりテンションは最高潮だ。“Beat Flash”→“Pretty Good”とアッゲアゲな勢いで畳み掛け、目も眩むような熱狂をリキッドに立ち上げる。そして、「リキッド2デイズ、全っ然つかれてまっせ〜〜ん!!!」と絶好調宣言も!(「でっかいレッドブル飲んで寝たら、こんなに元気になっちゃいました!」とのこと・笑)。「今日のPOLYSICSはエビス・ビールのようにね、豊穣な香りとキレのあるニュー・ウェーヴ・パンク、じゃんじゃんお届けしたいと思います!」と顧客満足度100%宣言も飛び出し、「ファイナル or DIE!!!!!!!!!!!」の掛け声も高らかに“Tie!Tie!Tie!”、“PLUS CHICKER”、“オールウェイズハピネス”とさらにボルテージ全開で突っ走る。フロアも無法地帯というか、ここでだけは何の遠慮もいらないといった感じで、くんづほぐれつの大狂騒状態だ。
ブレイク時には何故かフロアから「ヤノマサシ!」コールが(「ヤノマサシ、が水を飲む!」とハヤシも便乗してましたが、みんなヤノに何を求めていたのでしょうか?笑)。序盤ですでにオレンジのつなぎをビショビショにしていたハヤシだが、中盤以降も「いくぞ――!!!」、「みんな気持ち悪い笑顔で回れ〜!!!」と暴走特急状態で暴れまわる。しかし、いつ見ても感心してしまうのだけれど、ちっとも暴走しないのだ、4人のバンド・サウンドは。すげぇ衝動的かつエモーショナルなんだけど、しっかりと重心を保っていて、安定感すらある。これだけの苛烈なステージを繰り広げながら、演奏者であること、歌唱者であること、アジテイターであること、エンターテイナーであること、つまりはPOLYSICSであることを、4人は十全にまっとうするのだ。「今回のツアーはホント楽しかったねえ〜。珍しく全ヶ所セット・リスト変えたんですよ。水戸は水戸っぽい、岡山は岡山っぽいのに(笑)」と、ほのぼのとしたツアー回想話には腹を抱えさせられつつ、世界を相手に闘ってきたそのタフな心臓と身体性にマジ感嘆。まったく、何てバンドなんだろう!
ヒット・パレード状態の本編を終えて、「お知らせがあります。ニュー・シングルが出ます! 最強にカッチョいい曲です!!」と、アンコールでは6月17日リリースの“Young OH! OH!”を披露(ポリならではの痛快奇天烈ハードロック・ナンバー!)。「ラスト2曲、完全燃焼だ――ぁ!!」と、ダブル・アンコールでも“Shizuka is a machine doctor”、“BUGGIE TECHNICA”と一気呵成にプレイし、再びリキッドは沸点越えのクライマックスへ! 見事に2日連続の完全試合を達成してみせたポリだった。最後にフラフラになりながらもステージ前に歩みでて、何度も力強くギターを突き上げるハヤシ。その表情はどこか誇らしげでもあり、ツアーの充実を何よりも雄弁に物語っていた。
ツアーを終えても『ARABAKI ROCK FEST.09』や『MTV LIVE JAPAN TOUR’09』への出演、そして夏には『FUJI ROCK FESTIVAL ’09』、『ROCK IN JAPAN FES.2009』にも参戦と大忙しのポリ。サマー・オブ・’09も任せた!(奥村明裕)
POLYSICS @ 恵比寿リキッドルーム
2009.04.22