サンボマスターが今年1月から続けてきた対バンツアー『世界ロック選抜』のファイナルは、本日ここ両国国技館。『サンボマスターVSサンボマスター』と銘打って、持ち曲をすべてやるという企画ライヴ。3部構成で、それぞれの間に休憩時間をはさむものの、トータルで5時間、全55曲というむちゃな内容であって、ペース配分とかできなさそうなバンドなので心配してたんだけど、15時の開演から30分くらい経った頃、つまり第1部の途中で案の定、山口、「やっぱりペース配分とかできない、つい全力でやってしまう」というようなことをMCで言う。あちゃー。
で、これも案の定、シンプル&ストレート&小細工ゼロの直球勝負で――要は、フェスとかに出て40〜50分ぐらいの尺ですべてを出し尽くす時のサンボとおんなじテンションで、第1部の全18曲をやり通してしまった。といっても、さすがにまんなかへんに静かな曲を聴かせる時間(“この世の果て”とか“想い出は夜汽車に乗って”とか)もはさんでいたけど、そこでひと息つくどころか、歌と演奏に情念こめすぎて却って体力と気力を遣ってた。ように見えた。
大丈夫なのか?と思っていたら、第2部の全18曲のうち12曲で、真心ブラザーズ/コヤマシュウ(Scoobie Do)/加藤ひさし&古市コータロー(THE COLLECTORS)/ホフディラン/安部コウセイ(SPARTA LOCALS)/奥田民生、と、これまで『ロック世界選抜』で共演してきたゲスト達が2曲ずつ登場。その度にいちいち呼び出し(相撲の)が出てきてゲスト名をコールしたり、画面に相撲中継みたいにプロフィールが出たり(「○○部屋 ××出身」とか)、曲によってバンドにホーン×3と鍵盤が加わったりと、今日のこの構成の中ではバラエティっぽい方に寄った、豪華で楽しい時間でした。オーディエンスも、サンボも、「燃える」ってよりも「楽しむ」モードに移行していた。
で、残すは、えーと、55曲−18曲−18曲だから、あと19曲か。そうです。さっき「ここ両国国技館」って書いたけど、まだ終わっていないのです。これから第3部なのです。現在時刻は19:10、第2部と第3部の間の休憩の時間に書いているのです、これ。ってことは5時間じゃ終わらないな。21時くらいまでいっちゃうなこれ。そういえば、1週間前も私、ここのロビーで100sの即日ライヴレポートを書いていました。相撲記者のような気分です。ともあれ、はたしてこのステージが一体どんなゴールを見たのか、サンボの3人がいかに走りきったのかは、9月20日発売のロッキング・オン・ジャパン10月号『THE LIVE!』のコーナーに続く。(兵庫慎司)
サンボマスター @ 両国国技館
2007.09.01